歯周病治療について
私たちが歯を失う主な原因は歯周病です
歯周病は今や国民病とも言われ、日本人が歯を失う主な原因にもなっています。進行するまで自覚症状が乏しく、気づいた時には歯を支える骨がダメージを受け、歯が抜け落ちてしまいます。しかも、全身の健康にも悪影響を与える厄介な病気です。しっかりとしたお手入れや歯科医院での定期検診を習慣にして、歯周病からお口と全身の健康を守りましょう。
TROUBLE
このような場合はご相談ください
- 歯みがきすると血が出る
- 飲み食いするとしみる
- 朝、口の中がネバネバする
- 歯ぐきが下がってきた
- 口臭が気になる
- 歯のすき間が広くなった
- 歯ぐきが腫れている など
当院の歯周病治療
歯科用CTを活用して
外科処置にも対応
歯周病の治療は、お口の中を清潔に保ち、歯周病菌を減らすためのクリーニングが中心です。しかし、こうした基本的な治療で症状の改善が見られない場合は、歯ぐきを切開するなど外科処置が必要となるケースもあります。当院では、歯科用CTで骨の状態を確認すると共に、血管や神経の位置も把握してより安全性の高い処置を心がけています。
TREATMENT
治療内容
スケーリング
スケーラーと呼ばれる専用の器具を使って、主に歯の表面や歯と歯ぐきとの境目についた歯垢や歯石を除去します。スケーリングを行うと歯の表面がツルツルになるため、汚れや歯垢がつきにくく、歯周病の改善、むし歯予防などに役立ちます。
SRP
歯周病の基本治療のひとつで、主に歯の表面についた汚れを取るスケーリングと、歯と歯ぐきとの間にある歯周ポケット内の歯石などを除去するルートプレーニングを組み合わせて行います。汚れを除去した後、汚れがつきにくいように表面をツルツルに仕上げます。
歯周外科処置
歯周病が中度以上に進行してしまうと、基本的な治療ではなかなか症状の改善が見られないことも少なくありません。こうした場合は、歯ぐきを切開するなどの外科処置を行って、歯の根っこ付近の汚れの除去や歯周病菌に感染した部分の滅菌を目指します。
歯周病と全身疾患の関係
歯周病は驚くほど多くの疾患に
関係しています
歯ぐきの血管などから体内に侵入した歯周病菌は、血液の流れに乗って全身を巡り、脳梗塞や心筋梗塞、糖尿病といった病気や早産のリスクを高めることがわかっています。最近では骨粗しょう症、認知症や誤嚥性肺炎との関係も指摘されています。
